合同会社型DAOリスクレビュー第2弾 Re. Asset DAO合同会社 最終結果のお知らせ

当協会では、合同会社型DAOの設立及び運営における基本的なリスク項目について
応募性で確認を行うリスクレビュープログラムを実施しています。
合同会社型DAOリスクレビュー第2弾に参加したRe. Asset DAO合同会社に対して、
下記ネガティブチェックリストに基づくリスクレビューを行いましたのでその結果を共有いたします。
具体的なプロセスについてはこちらをご覧ください。
ネガティブチェックリスト
合同会社型DAOにおけるチェックリスト
- 定款の確認
- 定款テンプレートとの差分の確認。重要なポイントを変更していないこと
- ※定款テンプレートとの差分があまりに大きい場合認証できないことがある
- 定款テンプレートとの差分の確認。重要なポイントを変更していないこと
- トレジャリー管理の確認
- トレジャリーの資金流出対策が適切にされていること
- 合同会社型DAOのルール遵守
- 収益分配の設計の確認
- 非業務執行社員の権限の確認
- トークンホルダーに対する意思決定権の確認
- その他明かな違法行為や公序良俗にも反することがないこと
レビュー対象DAO
Re.Asset DAO合同会社
概要:
国内外から合同会社型DAOを活用した資金調達を行い、小豆島にある築100年以上の古民家の再生を行います。DAOで運営することで、現金をDAO外に流出させずに内部留保を地域へ再投資することで分散型ホテルを構想しております。
レビュー結果
- 組織運営にかかわる重大な懸念点
- 重大な懸念点は検出されませんでした。
- 今後の改善が期待される軽微な懸念点
- 販売されたInternational NFTの投票力に関する記載の明確化
- DAO総会において2票分の投票力を持つガバナンストークンであるInternational NFTの
トークン規程への記載において、実際との矛盾はないものの投票力について不明瞭な部分がありました。
今後の規程改定により明示化されるべき要素です。
- DAO総会において2票分の投票力を持つガバナンストークンであるInternational NFTの
- 社員権トークンの二次流通時の支払い済み配当記録の引継ぎ
- 社員権トークンがユーザー間で譲渡された場合の、配当Cap上限を引き継ぐ機能が未実装であり、実際に配当が行われるまでに新規開発ツールにより解決される予定です。
- 販売されたInternational NFTの投票力に関する記載の明確化
※本レビュー結果は2025年2月25日時点でのRe: Asset DAO合同会社様の申告情報に基づいて作成しています。
合同会社型DAOリスクレビュー第2弾審査概要
対象
Cap付き合同会社型DAO(第2弾では先着4団体のみ)
受付期間
2025年1月21日(火)~1月31日(金)
審査の基準
Cap付き合同会社型DAOにおける懸念点をクリアしていること
(当審査は懸念点のみを審査対象としており、DAOの安全性を保証するものではありません。)
審査費用
無料
※将来プログラムの改訂によって有料化される見込みです
スケジュール
2025年1月15日-1月20日 予告期間
2025年1月21日-1月31日 受付期間
審査結果発表、HPへの記載
◆ホームページ掲載までの流れ
①フォームよりホームページ掲載の申込
②当協会のDiscordのボイスチャットにてヒアリング
③協会による審査
④審査結果の公表