第1回インタビュー「行政書士が切り拓く!DAO法制化の舞台裏と日本DAO協会の挑戦」

日本DAO協会で活躍されているメンバーの方に、協会での活動に参加したきっかけやDAOの魅力についてお伺いする連載企画。
第1回目は、行政書士をしながらRep. Holderとして協会運営を支えている大浦さんにインタビューしました。

プロフィール写真

プロフィール Takeshi Ohura さん

日本DAO協会Rep. Holder
行政書士として金融系の許認可と入管業務をメイン業務としながらDAOに絡む案件を受ける傍ら、立ち上げ準備から日本DAO協会に携わっている。

行政書士として働く傍ら日本DAO協会に参画

ーー自己紹介をお願いします。メタバースでの活動も含めて教えてください!

大浦です。よろしくお願いします!メタバースの世界では「コ゚―ちゃん」と呼ばれています(笑)、日本DAO協会では「Takeshi Ohura@Fin行政書士」で活動しています!

普段の仕事は行政書士です。金融系の許認可と入管業務をメイン業務としていて、最近はDAOやWeb3に関連するお仕事も増えてきました。本業としてもDAOに絡む案件が多くなってきています。

趣味は特にありませんが、娘と遊ぶことが何よりの楽しみですね。最近は行政書士会でソフトボールをすることになりまして、学生時代にやっていた野球の経験が活かされています(笑)。

ーー行政書士になる前は、どのようなキャリアだったのでしょうか?

もともとは銀行員がスタートで、その後は独立系の投資会社にいました。どちらかというと、ファイナンス系の仕事が長かったです。

ーー日本DAO協会ではどんな役割を担当されていますか?

日本DAO協会ができる前、前身となるRMD(Rule Maker DAO)で活動していました!
最初にDAOの法制化についてWeb3PTへの提言に着手したのが2023年の6月頃、最初の提言は同年の9月でした。その後、自主規制団体としての協会が必要だという助言を受けて、そのまま参加し、日本DAO協会の設立にも加わりました。他のメンバー方々とともに、DAOの理想に近づけるための活動を続けています。

役割を一言で説明するのは難しいですが、思想的な部分でも議論に参加していますし、イベントなどにも積極的に参加しています。ゼロからの立ち上げに関われていることがとても嬉しく感じています。

メタバースからRMD、そして日本DAO協会へ

ーー日本DAO協会に参加するきっかけを教えてください。メタバースとのつながりも気になります!

そもそもメタバースがキッカケでWeb3に興味を持つようになりRMDに参画し、その後Web3のサブDAOにも参加しました!
そこからDAOの法制化に取り組むプロジェクトに関わるようになりました。当時は約60のDAO組織があり、それぞれインタビューをして調査を行いました。

その結果、DAOが日本や世界でどう発展するのか、また日本国内でどのように活用できるのかが見えてきました。これが地方創生や経済活性化に少しでも役立つヒントになればという想いから、ますます日本DAO協会での活動に力を入れるようになりました。

DAOを広めるために、DAOについて知ってもらうこと、使いやすくすることが大事だと感じています。悩んでいる人のヒントになればと思い、日々活動しています。

精神的なハードルを下げ、DAOの理解を広めていきたい!

ーー日本DAO協会にどのような未来を期待していますか?

今回のDAOに関する府令改正はまだ始まりに過ぎません...
本当に重要なのは、この先DAOの法制化がどう整備されていくかです。今の協会の活動は今後のDAOの法制化の内容に大きな影響を与えると思っています。

DAOの普及が進むと、DAOで活動しようとする人々も確実に増えます。その方々にどう理解してもらうか、どう啓蒙していくかが重要です。DAOをどう発展させていくかは、私たちの行動次第だと思っています。

ーー今後、個人的にどのようなことを目指して活動していきたいですか?

DAOの一番の課題は、匿名性や非中央集権といった特徴が詐欺的な行為に使われるリスクがあることです。
これをどうクリアしていくかが最も重要な課題だと思っています。すぐに解決できるわけではないので、日本の社会でどのように匿名性や非中央集権的な考え方を受け入れるかが大事になってきます。

既存の法人や新しいプロジェクト型のグループなど、さまざまな考え方を融合してDAO法制にどう取り入れるかが課題です。DAOに関わる人が安心して活動できる環境を作りたいと思っています。まずは利用者の精神的なハードルをなるべく下げて、DAOの理解を広めていくことで、多くの人の意識が変わることを期待しています。

DAOはこういうものだと決めつけず、柔軟に考えて進めていくのが良いと思っています。難しく考えすぎず、まずは触れて体験してもらうことが大切です。それがDAOを知ってもらう一番の近道だと信じています。

ーーまとめ

大浦さんのお話を聞いて、DAOの未来がますますワクワクするものだと感じました!
DAOは、みんなが協力して新しい形のコミュニティを作り上げる素晴らしい仕組みです。これからも一緒にDAOの魅力を広めていきたいですね!

「ちょっと気になるかも!」と思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
一緒にDAOの可能性を楽しみながら広げていきましょう!

この記事を書いた人

Tamon
Tamon
日本DAO協会Holder|上野出身で、実家は製氷問屋を営む。現在は都内と会津を拠点に、「楽しく過ごせる新しい社会」の実現を目指して活動中。